青汁を飲むのは健康のためですが、青汁にも副作用があることはご存知でしょうか?
健康食品と言えども、体に良い効果が必ず出るわけではありません。あなたの体質や症状に合わせて摂取することが大切なのです。
今回は、青汁にみられる副作用と、青汁を健康的に摂取するための飲むペースを解説します。
もくじ
青汁の副作用とは?

まずは気になる青汁の副作用から説明していきましょう。青汁の副作用として知られているのは以下のようなものです。
下痢
青汁はたくさんの食物繊維を含んでいるため、お通じを良くしてくれる効果があります。そのため、体質によっては下痢をしてしまうことがあります。
また、粉末タイプ青汁をよく溶かさずに飲むと、腸内に蓄積して便秘になることがあります。
胃痛
青汁には、クロロフィルのような抗菌作用のある成分が含まれています。
クロロフィルは、口臭の原因となる口や腸の雑菌に作用してくれるのですが、胃が悪い人が飲むと胃痛や膨満感を起こすことがあります。
アレルギー反応
これは他の食品にも言えることですが、アレルギーを持っている場合、青汁に含まれる成分によってアナフィラキシーショックを起こしてしまうことがあります。
こんな人は青汁を飲んではいけない

特定の疾患にかかっている人や、投薬などで治療中の人は、青汁を飲む前に必ず医師の確認を取りましょう。
青汁に含まれる成分によって、薬の効果が弱まったり、体に悪影響を及ぼす場合があります。
腎臓病・人工透析をしている人
腎機能が低下している場合、医師からカリウムの摂取量について指導を受けます。
青汁はカリウムを多く含む食品ですので、腎臓に負担をかけないよう摂取を控えるようにしましょう。
※参考:腎不全患者に合併する高カリウム血症について – 国立病院機構熊本医療センター
ワーファリン(ワルファリン)を処方されている人
心筋梗塞症の治療などでワーファリン(ワルファリン)を飲んでいる人は青汁を飲まないようにしましょう。
ワーファリン(ワルファリン)の処方時にビタミンKを多く含むものを摂取しないよう指導を受けます。
青汁はビタミンKを多く含む食品ですので、薬の効果を弱めないよう摂取を控えるようにしましょう。
※参考:ワルファリンと青汁の関係について – 医薬品医療機器総合機構
青汁は飲むペースが重要

健康に良いからと言って、青汁を毎日・毎食ガブ飲みする人がいますが、それは大きな間違いです。
青汁で健康を目指すなら、適量を適度なペースで飲むことが大切です。
青汁を大量に飲んでも効果は高まらない
そもそも、青汁を大量に飲んでも効果は高くなりません。逆に、過剰摂取すれば様々な健康被害を巻き起こす可能性も出てきます。
副作用の説明で紹介したとおり、下痢や便秘や胃痛など、健康のために始めたことで病気になってしまっては元も子もありませんね。
青汁に記載されている摂取目安を守る
青汁には粉末タイプやドリンクタイプなど多くの種類が販売されていますが、「1日1包を水に溶かして」のように必ず1日の摂取目安が記載されています。
この目安を守ることが基本の第一です。
そして万が一、飲み始めて体調が悪くなったように感じたなら、すぐに飲むのを中断して医師の診断を受けるようにしましょう。
まとめ

青汁の副作用について、怖いイメージを持たれたかもしれませんね。でも、基本的には青汁は健康をサポートする食品であることに変わりはありません。
青汁だけでなく、大切なのは「適量・用法を守ること」です。
あなたも正しい飲み方・正しいペースで青汁を飲んで、健康を目指していきましょう。
